ミナミヌマエビは飼育しやすいエビで、観賞用の水槽で飼育されたりビオトープで飼育されたりしています。
更にミナミヌマエビ単体だけでなく、メダカやアカヒレなどの魚と同じ水槽で飼育も出来ます。
ミナミヌマエビは水槽内のコケを食べてくれるので、魚のいる水槽に混泳させるのに人気です。
そんなミナミヌマエビの稚エビが産まれたら他の魚が稚エビを食べることがあるのでしょうか。
生まれてきた稚エビはどうすればいいのかみてみましょう。
魚はミナミヌマエビの稚エビを食べる
ミナミヌマエビと混泳できる魚はメダカやアカヒレなどの小型で大人しい性格の魚です。
大きさも同じくらいなので襲われることはありませんが、稚エビとなると話が違います。
稚エビは1.5mm~2mmくらいと小さいので、魚の餌となり食べられてしまいます。
水草を沢山いれて稚エビの隠れ家を作ってあげると少し生き残れる稚エビがいるかもしれませんが、繁殖を目的にしている場合は魚と稚エビは混泳させないようにしましょう。
稚エビを違う水槽に隔離して育てることが必要?
ミナミヌマエビと魚を混泳させている場合、稚エビは魚に食べられてしまうので繁殖が難しくなります。
繁殖させたい場合は稚エビを見つけたら別の水槽に隔離して飼育するか、抱卵しているミナミヌマエビを見つけたら、抱卵している段階で別の水槽に移すと良いでしょう。
ただ、ミナミヌマエビの稚エビだけ別の水槽に移すのは難しく、また別の水槽を用意するのも大変です。
ミナミヌマエビの繁殖を目的で飼育している人は最初から魚と混泳させない方が良いでしょう。
稚エビと混泳しても稚エビを食べない魚はいない?
稚エビを食べない魚がいれば、混泳させていても稚エビを隔離する必要無く繁殖させる事が出来ます。
稚エビを食べない魚はほとんどいないようです。
ただオトシンクルス、オトシンネグロはあまり食べません。
他に、魚ではありませんがヒメタニシ、石巻ガイ、ピンクラムズホーン、レッドラムズホーンなどの貝類は稚エビを襲わないので繁殖させたい場合でも混泳できます。
まとめ
ミナミヌマエビの稚エビはほとんどの魚からエサの対象になってしまい食べられてしまうことが解りました。
繁殖したい場合、魚との混泳は向かないでしょう。
逆にミナミヌマエビは繁殖しやすい生き物なので、沢山繁殖を望んでない場合は魚と混泳させていた方が良いかも知れません。
最初に飼育する段階で魚と混泳させのるか、させないのか考えた方が良いでしょう。