水槽を使用していると必ずと言っていいほど発生する邪魔な要素があります。
それがコケです。
コケに関しては、どのような生き物をどのように育てても必ず発生しますので十分な対策が必要となります。
照明が強すぎればコケは繁殖力を増し、どんどんと広がっていきますし、生き物の亡骸や排せつ物など必ず出るものも養分とし、繁殖していきます。
今回はそんな厄介なコケの除去対策としてミナミヌマエビを用いた方法を紹介していきます。
ミナミヌマエビを使用したコケの除去について
コケの種類は様々ですが、大きく分けると水槽に生えるコケは2種類に分類することができます。
それは緑色のコケと、茶色のコケです。
ミナミヌマエビの除去できるコケは茶色のコケの方です。
茶色のコケが発生してきたら、ミナミヌマエビを入れれば、あっという間に食べつくしてくれますので安心です。
茶色のコケは大好物なようで70匹も入れれば60cm四方の水槽のあたり一面に生えたコケをあっという間に食べつくしてしまったという例もあるくらいです。
ここでいう茶色のコケの質感は綿あめのように柔らかくたなびいている感じのコケを指します。
このコケが発生しますと大抵水草にも大量に付着してしまいますので人の手できれいに取り除くといったことが難しくなります。
おとなしくミナミヌマエビに食べてもらいましょう。
このコケが頻繁に生えるといったことがある場合は濾過装置の異常などが考えられますので十分周囲に配慮してください。
ミナミヌマエビを使用するときの注意
ミナミヌマエビを使用してコケを取り除く際にはその投入する数などに注意して除去を行ってください。
というのもウィローモスなどミナミヌマエビの好物となる飼育用の水草も当然あるため、数を考えず入れてしまうとコケだけでなく水草や鑑賞用に生やしたコケなども食べつくされてしまうので十分注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ミナミヌマエビは雑食性と旺盛な食欲で水槽の手入れを楽にしてくれる便利な一面を持つ生き物だということが分かっていただけたでしょうか。
このような利点を生かしつつ、必要以上のものを食べられないように工夫していけば、きっとより良いアクアリウムを作れると思います。
ご利用の際は十分に検討して行ってください。