ミナミヌマエビを飼育している皆さんは脱卵を目撃したことがあるでしょうか。
脱卵した卵は外掛け式のフィルターに入れておけば孵化する可能性が高いです。
ですが基本的に母親の体を離れてしまった卵が孵化することはまずありませんのでそういったことを避けたいという方にいくつか脱卵の原因とその対策を紹介していきたいと思います。
目次
脱卵の原因について
メスが自分の身に危険が迫っていると判断する
抱卵したメスは基本的にどこかに隠れてじっと孵化まで待っているといったことが多いです。
ですので他の生物と共生させたりしますと、身の危険を感じて卵を育てられないと判断し、脱卵を起こすことがあります。
過度なストレスを受ける
ストレスがたまる要因としては水槽が狭かったり、エビの数が多すぎる過密状態であったりといったことが挙げられます。
その他にも交尾後執拗にオスに狙われてストレスを受けてしまうことがあります。
脱卵しやすい個体である
そもそもが脱卵を起こしやすい個体であること。
稀なことではないので諦めることも肝心です。
水草などに引っ掛けてしまう
卵を上手に腹肢に抱えられず、はみ出ている個体も飼っているうちに何体か見受けられます。
そのような個体ははみ出した卵をウィローモスなどに引っ掛けてしまい落してしまうこともあります。
脱卵の対策について
では脱卵の対策です。
基本的に抱卵したらじっと孵化を待てる環境を用意してあげるのが良いでしょう。
おすすめとしては流木を利用した隠れ家です。
流木は自然の素材で、ミナミヌマエビが野生で棲息していたところに近い環境なので、ストレスも同時に和らげられるでしょう。
その他には適切な数のオスとメスを入れるといったことがあります。
多すぎるのも問題ですが、オスとメスにも相性がありますのであまりにも少ない数だとかえってストレスを与えてしまいます。
また、抱卵時の水替えは行ってもよいですが慎重に行ってください。
水質が急激に変化しますと痙攣や命を落としてしまうことにもなりかねません。
まとめ
脱卵の原因は上記で紹介したもの以外にも沢山あります。
すべてを防ぐことは厳しいですが十分に対策をしておけば防げることあるということを忘れないでください。