アクアリウムを行う上で欠かせないのが水槽の水換えです。
汚れた水を交換することは、汚れを取り除くとともに酸素も供給され、水質の向上に繋がります。
しかしながら、方法を間違えると水槽内の生き物にストレスを与える結果となり、場合によっては最悪のケースを迎えることになります。
ストレスを与えない水換え方法を心掛ける
ミナミヌマエビはアクアリウム対象の生き物の中でも、比較的丈夫な生き物です。
丈夫ではありますが、ショックやストレスを受けた場合には環境に適応するまでに時間が掛かります。
飼っているメダカの水槽にミナミヌマエビを入れたとき動かない状態がこれにあたります。
それまでの水質やphの違いにショックを受けて順応できるまでじっとしている訳です。
水換え頻度や時間の目安
水槽の水換えにおいても同様で、すべての水を一気に交換することはミナミヌマエビにストレスを与えるため好ましくありません。
個体数や水槽の大きさによる違いはありますが、水換えの頻度としては、立上げ~1週間は毎日~3日に一度、2週間以降は週に一度程度が一般的な目安です。
交換する水の量も1回に3分の1が適量とされています。
これは、ミナミヌマエビにストレスを与えないと同時に、水質を保つ有益なバクテリアを残すことにも繋がります。
交換時にかける時間は15分程度が目安となります。
もっと早くと思われるかもしれませんが、早急な交換は不要な刺激を与えることになると心掛けましょう。
配慮の行き届いた水換え方法
ミナミヌマエビの水換えにおける頻度や時間に触れてきましたが、さらに配慮した交換を意識しましょう。
よりストレスや負荷を与えない方法として、3分の1の交換を朝夕の2回に分ける。
手間は掛かりますが、換わる水の量がさらに少なくなるため、水槽内の変化が減少します。
くわえて、入れる水の温度にも注意します。
水槽の水と温度差もショックを与えるため、同じ水温の水を用いることが必要です。
まとめ
今回は、ミナミヌマエビの水換えの方法について見てきました。
急な水質の変化は、ストレスを与え順応できるまで動かないなど、ミナミヌマエビに好ましくない状態につながります。
刺激を与えることなく水換えをすることがベストなため、手間や時間は掛かりますが、ここで紹介した方法を試してみてください。