ミナミヌマエビの飼育が人気な理由として、その飼いやすさと繁殖のしやすさが挙げられます。
その気軽さは要点を押さえれば初心者でも簡単にできるほどです。
そこで今回はそんなミナミヌマエビの産卵や抱卵に関する内容を中心に記事を書いていきたいと思います。
ミナミヌマエビの抱卵について
ミナミヌマエビの抱卵ですが適切な温度であること、オスとメスの数が釣り合って数も十分にいること、卵を産みやすい水草などの環境があることなど、条件をそろえてあげればいつの間にかメスが抱卵しています。
抱卵できるメスですが、背中やお腹が卵巣の影響で緑色に見えるものが該当します。
これは目視で簡単に確認できます。
抱卵している状態であれば初期は黒っぽい卵が確認できるはずです。
その後抱えている卵は時間の経過で色が変わるので色がおかしくなったからと言って心配する必要はありません。
さすがに体から離れてしまって白くなっていたらだめですが体に抱えている間、大抵は色が変化しますので大丈夫です。
抱卵期間について
抱卵が順調に進んでいき、稚エビが十分に育ってくると、卵の色が透明に変化していきます。
卵の中の稚エビは水槽の外から目が確認できるようになるでしょう。
ここまでくると孵化が近づいてきたという合図になります。
一般的にミナミヌマエビの抱卵~孵化までの期間は約2週間から4週間とされています。
その期間中、抱卵している卵が落ちていく場合がありますが、有精卵でなかったり、母体の体調がすぐれなかったりといった自然の摂理のような部分があるので、多少ならば気にしなくとも大丈夫です。
その他には水質の急激な変化などで抜け落ちていくといった飼う側の過失もありますので、この時期の水槽の手入れは細心の注意を払って取り組みましょう。
まとめ
孵化したばかりのエビは親と同じような姿形をしており、水中のプランクトンや生物の死骸など、基本的になんでも勝手に食べて成長します。
そのため手間いらずに育ちますが魚類と一緒に飼ってしまうと格好の生餌となってしまうので十分に配慮して飼育してください。