皆さんはph(ペーハー)という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
phというのはその液体がアルカリ性であるのか酸性であるのかを示す数値になります。
1~14まで数値が振られていて数値が低いほど強力な酸であることを示します。
1は胃液などです。
一方数値が高いものはアルカリ性を示します。
生のコンクリートなどが該当し、皮膚の抵抗力が弱いと手についた場合湿疹を起こす場合があります。
私たち生物に害のないphの値は中性と呼ばれ、目安として6~8程度であること覚えておいてください。
ミナミヌマエビのphショック
冒頭で生物とphの関係性を理解していただいたかと思います。
ここでミナミヌマエビを適正なph環境下で飼育しなかった場合に起こる現象を説明していきます。
まず水合わせに失敗した場合です。
水合わせに失敗し、水質に対応できなかった場合、徐々におとなしくなりやがて命を落としてしまいます。
これが生命力の強い個体であれば多少生存する確率は高くなりますが時間の問題である場合がほとんどです。
早めにカルキ抜きなどをするか、ためおきした水に移すなどの対処が必要でしょう。
水質が全く適していなかった場合は、初期段階でエビが激しく動き回ったり通常と異なる異常な行動をとったりします。
やがてじっとするようになりそのまま命を落としてしまうのでこのようなことが起きたら早急に元の水槽に戻すなどの対処をしてください。
phショックの原因と予防方法
phショックの要因としては水道水の塩素などがありますがそのほかには排せつ物などに含まれるアンモニア及び亜硝酸塩の濃度の増加が考えられます。
カルキ抜きを十分に行った水を使用すること、バクテリアの添加などを行い汚れの分解を促進し、水質を浄化することなどが予防策として挙げられます。
予算と都合に合わせた方法を選択し、phの変化を起こさないようにしましょう。
まとめ
phショックについていかがでしたでしょうか?
知らない分からないで命を落とすこともあるので水質に関してはよく調べておくほうが良いでしょう。
気を緩めず常に配慮し、快適で素晴らしいミナミヌマエビとの共同生活を送っていただけたらと思います。