ミナミヌマエビは繁殖力が強く、特別繁殖させるために難しいことをしなくても環境が整っていれば卵を産みます。
ミナミヌマエビは温度や環境が繁殖に適した条件になると卵を産み始めます。
そこで沢山繁殖を望む人は繁殖に適した条件の環境を揃えてあげると沢山繁殖させることが出来ます。
ミナミヌマエビを繁殖させるコツや条件について見てみましょう。
ミナミヌマエビの繁殖
自然界のミナミヌマエビの繁殖は春から夏にかけて行われます。
産卵の時期は新月や満月の前後に行われます。
産卵に2.3時間かけて1度の産卵で約38~180個の卵を産みます。
生まれた卵は孵化するまでの間ずっとお母さんエビのお腹の中で育てられます。
だいたい2週間から4週間で孵化します。
繁殖させる条件とコツ、温度は20度~24度
ミナミヌマエビを繁殖させるコツは、繁殖する条件の整った環境を作ってあげる事です。
ミナミヌマエビが繁殖を始めるのは水の温度が20度を超えてからです。
だいたい20度から24度位が適しています。
春から夏にかけては水槽の温度がこのくらいの温度になるので人が何もしなくても繁殖します。
この適温を人工的に作ってあげると一年を通して繁殖させることが出来ます。
水槽用のヒーターで水の温度を20度から24度に保ってあげましょう。
底砂や水草も重要
水の温度の他にもコツがあります。
繁殖には底砂や水草を揃えておき、ミナミヌマエビの住みやすい環境を作っておくことが大切です。
底砂は微生物を発生させる役割があり、水草は孵化したミナミヌマエビも隠れ家の役割や水質を綺麗にする役割があります。
底砂はソイルがお勧めです。
底砂は時間がたつと目詰まりを起こして有毒物質を発生させることもあるので、定期的に底砂掃除をしましょう。
水草はウィローモスが繁殖にお勧めです。
ウィローモスは増えやすくミナミヌマエビの餌にもなります。
オスとメスがいるか確認しよう
繁殖させるにはオスとメスが水槽に入っているのが基本です。
オスとメスは尻尾の長さで見分けます。
尻尾のヒダが長いとメスで、短いとオスです。
他にお腹を見て見分けることも出来ます。
お腹が丸くふっくらしているのがメスで、真っ直ぐ平らな形をしているのがオスです。
見分けがつかない人は飼うときにオスとメスを両方欲しいと店員さんに伝えると良いかも知れません。
まとめ
ミナミヌマエビの繁殖の条件やコツについて見てみましたが、温度を管理すれば繁殖は簡単にできるようです。
ミナミヌマエビがストレスなく元気に過ごせるような水槽の環境を整えてあげれば繁殖も上手くいくでしょう。
また、水替えの時は水温や水質が急に変わらないように気を付けてあげましょう。