ミナミヌマエビを飼育されている方は残留農薬に十分注意してください。
ミナミヌマエビは農薬に非常に弱い生き物なので、購入した水草や餌として与えている野菜に付着した農薬などに敏感に反応します。
極端な例なのですが餌として無農薬と表示されているホウレンソウを茹でて柔らかくした後、細かくすりつぶしエビに与えたところ、きりもみ状態で苦しそうに泳ぎ回って息絶えたケースもあったそうです。
今回はそう言った農薬による悪影響を未然に防ぐための対策と、復活の方法を中心に書いていきたいと思います。
農薬が残っているものとその対策
先ほどにも述べましたように、餌として野菜を与える場合、野菜に付着してる残留農薬の危険性が付きまといます。
無農薬と表示されている野菜からなぜ農薬が検出されるのか、というのもこの無農薬という表示は前の作物を栽培していたときに使用していた農薬のことは含めなくともよい決まりがあるので、前の作物を栽培していいたときに使用していた農薬が付着している可能性があります。
一番無農薬の信憑性が高いのは(有機無農薬)と表示されている作物です。
それでも心配な場合は自家栽培した野菜を与えるのが確実かと思われます。
その他に残留農薬が残っているものとして有名なのは水草のアヌビスなどです。
黒いポットでグラスウールに植えられているものは残留率が高いと言われています。
確実に農薬を避けたいというのであればエビの入っている水槽の水草を購入するのがベストでしょう。
農薬による症状からの復活方法
農薬の影響で痙攣しながら動かなくなった場合、個体にもよりますが7時間ほど動かない状態に陥ります。
もしエビを復活させたいのであればこの動かないけれどもまだ生きている状態の間に原因となっている農薬の供給源を取り除き、水替えをして、水質をリセットしてください。
そのほかの確認された症状としては水槽の隅に集団でおとなしく固まっているといったことが見受けられたそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
農薬の危険性を十分に理解して餌や水草など、毎日必要なものには農薬が含まれていないかをよく調べ、より良いエビとの共同生活を楽しんでいただけたらと思います。