ミナミヌマエビは普段、何かしらの足場につかまって過ごしています。
そんな常に足場を必要としている生き物ですので水槽の中に隠れ家を用意してあげることは、最高の環境を提供していると言えるでしょう。
隠れ家と言っても水草や大粒の赤玉土ではありません。
今回はミナミヌマエビにより良い環境を提供したいと思っている皆さんの参考になるよう、流木で作った隠れ家を中心に紹介していきたいと思います。
なぜ流木がおすすめか
流木をお勧めする理由の一つに、その耐久性が挙げられます。
流木の耐久性はとても優れており、水草で出来た隠れ家と違い、半永久的にその形を保ってくれます。
また、食べられて形を変えるといったこともありませんので、作り直す手間も省けるでしょう。
その他にレイアウトの自由性があります。
流木には同じ形のものはほぼ存在しませんので自分の好みに合った形の流木を探すといった楽しみ方もあります。
また水草との相性も抜群であるのでコケや水草を植えてみたりすれば、さらにその自由度は高まります。
水槽の見た目を彩るといった面でも非常に優秀な素材であると言えるでしょう。
このように流木には飼育している側も見た目に飽きず、かつ長期間使える有益な素材なのです。
流木の欠点
魅力の多い流木ですが欠点もあります。
流木を使用する前にはあく抜きを行わないと水槽の水が黄色く濁ってしまいます。
また、あく抜きをしたからと言ってもしばらくは水を黄色くする成分が抜けないので注意してください。
また、流木を過剰に入れすぎると水替えや掃除など、水槽のメンテナンスの際に非常に邪魔な存在になるので、水槽の大きさに合わせて、適当な量を入れるようにしましょう。
まとめ
流木は自然の中にもよくある素材なので、エビにとってはなじみやすい素材なのかもしれませんね。
人工的に作られた隠れ家もよいのですが、形が決まっていて案外早く飽きてしまったりします。
そういった点では流木は変化に富み、観賞やお気に入りの水槽を作るといった視覚的な楽しみができることが大きいと思います。
また、何より環境に優しいのでこういった素材を使って、より良いミナミヌマエビの飼育を楽しんでいただけたらと思います。