まったく動かない見覚えのある白っぽい姿、心配で注意深く見ると、脱皮した抜け殻だったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
エビやカニの甲殻類は、脱皮を繰り返すことで成長します。
ミナミヌマエビも大きくなるために脱皮をおこないますが、成長のため以外の理由も存在します。
いろいろな脱皮の理由・時間や周期の変化
ミナミヌマエビが幼生や稚エビのときの脱皮は、1日~2日程の短い頻度です。
個体差や環境により違いはありますが、成長にともない10日~20日程度の脱皮周期へと変化します。
脱皮シーンをタイミング良く目撃できた方はラッキーといわれますね。
これは、正常な脱皮が瞬間的な時間で終わることを意味しています。
成長以外に脱皮をする理由
大きくなるための理由以外で挙げられる脱皮のケースは、水換えなど急に水質が変わった場合や水質が悪化したときです。
ショップで購入したミナミヌマエビを自宅の水槽に入れたとき、それまでの水質と変化が生まれます。
浸透圧の違いにより起る、体に入り込む水を調整するために脱皮をおこないます。
水質の悪化がストレスとなり脱皮へと繋がる。
これは、水槽内の過密状態やエサの食べ残し、排泄物が処理されていないことが原因として挙げられます。
水質の変化や悪化が脱皮する理由に繋がっていますが、ストレスを受けたことによるものであり、ミナミヌマエビにとっては好ましくありません。
正しい脱皮は成長だけ
ストレスが原因の脱皮は、ミナミヌマエビとって好ましくない。
言い換えるならば、正しい脱皮は成長へ繋がる場合だけといえるでしょう。
正常な仕方の場合、脱皮はすぐに終わります。
背中側からスポッと抜けるように終わります。
なかには上手くいかず、時間がかかる場合もありますが一般的には1日以内で終わります。
抜け落ちた殻は、水槽内にそのままにしておいて問題ありません。
ほかのエビが食べたり、微生物が食べたりしてなくなります。
まとめ
ここまで、ミナミヌマエビの脱皮について見てきました。
成長のために脱皮をおこないますが、ストレスによっても引き起こされることがあること。
時間もすぐに終わってしまうため、なかなか目にすることができないことをお伝えしました。